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<  2012年 02月   >

  • 31年ぶりの豪雪始末記
    [ 2012-02-05 11:56 ]

31年ぶりの豪雪始末記

 2月1日から日数を数えぬ間に地元でも記録的な豪雪となった。実に市内で90センチ近く積もったというのは31年ぶりだということで、祖父も驚いている様子だった。

 しかし、積もった。これほどに積もっている光景を見るのはほぼ初めてに近い。東北の雪国といってもわが県の県庁所在地の、特に市内は降り積もったところで20センチ。周囲の豪雪を誇る市町村からすれば「ほだな降ったうっちゃ入らね。」という一言でも貰いそうな降雪量である。

 さて、土曜日は弟とともに除雪作業を実施する。負傷しているにも関わらず働く祖父を宥めつつの作業はなかなか難しい。流石は休むことを知らぬ昭和一ケタ世代。もうじき80歳、同年代は天皇陛下と石原都知事。孫としてはこんな異常事態に本調子ではないまま臨んでほしくないものである。

 雪が降る。晴れ間を見ての作業も何時しか雪中での作業へ変貌している。さながら新田次郎原作の「八甲田山」だとか、浅田次郎原作の「鉄道員」さながらに雪の中に立つことになる。「たちまちに舎弟の姿を雪とざし或る小説を我は思いき」とでも冗談交じりに思っていてれば、弟の姿がない。これは、事件だ。「姉さん、事件です。」

 側溝にでも落ちたか。落雪にでもやられたかと思ったがまったく違う光景を目の当たりにした。

 この写真にあるとおり、なんと弟は雪で椅子をこさえてエマニュエル夫人よろしくそこに座り「ふぅ」と一息ついているではないか。そしてさながら労働者から搾取せんとする19世紀の資本家の如き尊大さで「兄貴、働け。働かざる者食うべからずだ。」という鬼のような一言。これでも弟は4月から社会人(もっとも職人というほうが正しいが) 人の世はさまざまである。

 久しぶりの豪雪であった。「いいぞ、どこを見ても雪だらけだ。」さながら銀河英雄伝説の登場人物のように叫びたくなるような豪雪とは当分出会いたくないものである。
by takanori678 | 2012-02-05 11:56 | 「日常生活」 | Trackback | Comments(2)